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なぜバルチップがコンクリート内で均一に分散されるのか?
2025.02.25

繊維補強コンクリートは、繊維がコンクリート中に均一に存在していることが大切です。

もし均一に存在しないと、特有の効果が発揮されず品質や施工性に悪影響を与えます。

しかし、バルチップはミキサー車に直接投入するだけで、繊維が均一に分散され、『ひび割れ抑制』『曲げ靭性向上』が可能になります。

 

なぜ、バルチップはコンクリート内で均一に分散されるのか?

それは、梱包技術に秘密があります。

 

従来は、カットした糸を無造作に入れていたため、繊維同士が絡まっていました。

しかし、繊維を『整列梱包』という技術で詰めることで繊維同士の絡まりが抑えられるため、分散性が向上するのです。

 

 

(写真). 左の梱包=従来品、右の梱包=改良品

 

この『整列梱包』を実現したことで、繊維が均一に分散されるだけでなく、

・ミキサー車へ投入する際に、繊維をほぐす手間の省略

・コンクリート内の繊維塊ができなくなる

・容積がコンパクト化したことで輸送効率の大幅改善

など多くのメリットが得られます。

 

分散性についての過去に投稿しておりますので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。

繊維補強コンクリートの混ざり具合は?~撹拌効果確認~ | BarChip Inc. (バルチップ株式会社)