今回は調整池の底版でバルチップMKが使用された例を紹介していきます。
調整池とは雨水を一時的に貯めて河川への雨水の流出量を調節することにより洪水被害の発生を防止する施設のことです。
ここの底版のコンクリートの鉄筋・ワイヤーメッシュの代替でバルチップMKが使用されています。
仕様繊維:バルチップMK3530
混入率:0.4Vol%(3.64kg/m3)
バルチップを使用することで、鉄筋・ワイヤーメッシュ使用時よりコストダウンと工期短縮が可能です。
調整池は屋外で雨水が貯まり、コンクリートがひび割れて水が浸入すると鉄筋が腐食してしまいます。
バルチップに置き換えることで、水が浸入しても錆びることがなく劣化もしないという利点もあり採用されました。
また、雪国の現場では鉄筋敷設後に降雪があった場合、除雪に時間が掛かり工期が伸びてしまうといった問題もありました。
バルチップを使用し無筋であれば、簡単に除雪ができすぐに作業に取り掛かれ更に工期を短縮することができた事例もあります。
遊水地の法面にバルチップが使用されました | BarChip Inc. (バルチップ株式会社)
調整池や遊水地など道路河川整備においてもバルチップ採用が増えてきています。
まだまだ認知や実績の少ない用途ですが、是非バルチップをご検討ください!