以前、海外市場向けのバルチップ製品でのEPDの取得を紹介しました。
EPDについては過去記事参照⇒バルチップ vs 鉄筋~EPDから分かる環境への影響~
国内で使用されているバルチップMK・JKについても同様に比較を行い、製造時のCO2排出を算定しました。
算定の結果、バルチップ1 トンあたりのCO2 排出量は1.785 トン。
鉄筋代替として用いた場合を例に比較してみると
【比較試算結果】
部位:土間床
面積:1m²で比較
厚み:150mm
・鉄筋:D13-200 ダブル(鉄筋量:19.9kg/m²)
→CO2排出量 0.0199tonあたり15.263kg-CO2 eq.
・バルチップ:3.64kg/m³(添加量:0.546kg/m²)
→CO2排出量 0.546kgあたり0.975kg-CO2
*鉄筋は各種温室効果ガスをCO2相当量に換算した値、バルチップはCO2量を用いています。
[根拠資料]
鉄筋のCO2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj/48/9/48_9_9_8/_pdf
上記の通り、鉄筋からバルチップに置き換えることで94%ものCO2削減効果があります。
*バルチップ製造時のCO2排出量算定については資料をまとめておりますのでお問い合わせください。
今後もコストダウンや品質向上だけでなく、環境にも配慮した取り組み・製品開発を進めていきます。