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建築でバルチップはどのタイプを使えばいいの?
2021.01.06

バルチップには大きく分けて太いタイプ(太径)と細いタイプ(細径)があることをご存知でしょうか。

 

太径:MK、JK

 

細径:PWjr、バルリンク

 

価格だけを見れば太径>細径となっているため

「PWjr(細径)を鉄筋代替として使用できないの?MK(太径)より安いからこっちを使いたいんだけど」

という問い合わせも時々ありますが、細径は鉄筋代替では使用できません。

 

太径と細径はひび割れ抑制という点では同じような効果がありますがコンセプトが異なります。

 

【太径のコンセプト】

ひび割れ抑制、ワイヤーメッシュや鉄筋等の用心筋の代替

【細径のコンセプト】

初期収縮ひび割れ抑制や剥落/欠けの抑制 *初期収縮の微細なひび割れを抑制する効果があるので用心筋と併用すると効果を発揮します。

 

【特性】

太径:引張耐力が向上する

細径:引張耐力に影響しない

 

<太径の曲げ靭性試験の結果↓>

 

〇供試体が破壊された後もしっかり粘って支えていて靭性がUPしているのが分かります。

 

<細径の曲げ靭性試験の結果↓>

 

〇MKに比べると耐力がありません。

 

上記の曲げ靭性試験の結果からわかるように引張に対する抵抗性は太径>細径となっています。

 

そもそもコンクリートにワイヤーメッシュや鉄筋等の用心筋を入れるのは変形に対する引っ張り力を補うため。

上部からの荷重やコンクリートの乾燥収縮による引張耐力を補強することでひび割れを抑制しています。

短繊維も引張耐力が向上するものでなければ用心筋の代替にはできません。

 

そのため引張耐力を目的とする用心筋の代替としては太径繊維を使用します。

 

用心筋代替としての実績は実に1,900件以上。

 

バルチップMKを使って用心筋を省略してコスト削減と工期短縮を実現してください!

 

お問い合わせ・資料ダウンロードはコチラ:https://www.barchip.co.jp/inquiry/