コンクリート補強繊維として十分な性能を発揮するためにはコンクリート中に均一に繊維が存在していることが大切。
分散性が悪いと繊維が偏ってしまって性能を発揮できないことに加え、ダマになったりすることで施工/撹拌時の手間も増えます。
しかしバルチップは改良を重ね、アジテータ車へ直接投入しても均一な分散が可能になっています。
その秘密は梱包の仕方にあります。
通常、糸をカットしてそのまま袋に詰めると繊維が絡まって嵩が増すため大きく膨らんでしまいますが
繊維を整列させて梱包することで繊維が絡まるのを抑え、投入時の分散性をUPしています。
これはすべての太いタイプのバルチップ(MK、JK)で適用されています。
比べてみるとその差は歴然。
投入機を用いて投入する際も
・舟に繊維を出す → ほぐす → 投入 という流れが
・繊維を出す → 投入
とほぐす必要がないため手間も少なくなっています。
これにより1パレットあたり32袋しか載せることができなかったものが
1パレット90袋も載せることができるようになったことで、輸送効率も大幅に改善、現場での保管場所もコンパクトに。
さらに輸送効率が上がることで輸送にかかるCO2も削減ができます。
バルチップの分散性については【繊維混入率試験】で問題ないことが確認されています。