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BarChip Inc.(バルチップ株式会社) 設立について
2018.11.01

萩原工業株式会社(岡山県倉敷市/代表取締役社長 浅野 和志)は、平成30年7月に設立した子会社「BarChip Inc. (バルチップ株式会社)」を11月1日より本稼働させました。

 

■1.子会社設立の目的

当社が製造するコンクリート補強繊維「バルチップ」は、トンネル・道路・橋・建物等のインフラ整備や鉱山採掘において世界的に使用されておりますが、日本、韓国、中国(香港含む)及び台湾向け販売は当社が、それ以外の各国向け販売は、EPC Holdings Pte. Ltd.(以下EPC)が、それぞれ担っておりました。当社がコンクリート補強繊維の一層の販売拡大を目指すために、ユーザーニーズを踏まえた新製品開発及び営業戦略強化の観点から、全世界の販売を一体運営する必要があると判断し、2018年2月にEPC社を買収、そして全世界の販売機能を統括する子会社「BarChip Inc.」を新たに設立しました。

 

■2.設立した子会社の概要

(1)名称    BarChip Inc.(バルチップ株式会社)

(2)所在地   岡山県倉敷市水島中通一丁目4番地

(3)代表者     萩原 佳明 (代表取締役CEO)

(4)事業内容  コンクリート補強繊維「バルチップ」の営業活動 及び海外バルチップ販売会社(海外拠点)の統括業務

(5)海外拠点

・BarChip Asia Pte Ltd(シンガポール)

・BarChip Australia Pty Ltd(オーストラリア・ブリスベン)

・BarChip EMEA Ltd(アイルランド・ダブリン)

・BarChip Canada Inc.(カナダ・ケベック)

・BarChip USA Inc.(アメリカ・ノースキャロライナ)

・BarChip Mexico, S.A. DE CV(メキシコ・メキシコシティ)

・BarChip Peru S.A.C(ペルー・リマ)

・BarChip Brasil Fibras para Construcao Civil Ltda(ブラジル・サンパウロ)

・BarChip Chile S.A.(チリ・サンティアゴ)

(6)資本金    1,000万円

(7)設立年月日  2018年7月2日

(8)決算期    6月

(9)株主構成   萩原工業株式会社(100%)

 

■3.今後の見通し

従来、日本を含む極東アジア向け販売は当社が、東南アジア・オセアニア・欧州・中東・アフリカ・北中南米向け販売はEPC傘下の各国の販売会社が担っておりましたが、当社とEPCとの間において、また各国のEPC販売会社間においても、営業情報・販売戦略の共有は十分になされておりませんでした。今後は統括会社「BarChip Inc.」の下で全世界の販売会社が一つのグループとなり、各国の営業情報をグループ内で共有し、グローバルな販売戦略の立案と子会社間での協働を実行してまいります。

 

・各国の顧客ニーズをシームレスに把握し、即座に新製品の開発に活かす。

・途上国市場において、日本や欧米での豊富な採用実績をアピールし、バルチップ啓蒙活動を行う。

・日系ゼネコンによる海外ODA案件に対して、現地に根差したセールスエンジニアと共に導入サポートを行う。

・全世界の在庫状況・販売動向を把握することで、無駄のないサプライチェーンマネジメントを実現する。

・各販売会社単独の採算性ではなく、グループ全体利益の観点から積極的な営業戦略・開発投資を企画・実行する。

以上、新会社「BarChip Inc.」の統括の下で全世界のバルチップ拠点がグループ一丸となって取り組んでまいります。