上の画像は、土間コンで当たり前のように敷設されている、鉄筋。
土間コンにおける鉄筋の目的は、ひび割れ抑制。
ただし鉄筋を敷く作業は非常に手間がかかり、面積の大きい現場だと鉄筋の敷設に3日以上かかる場合もあります。
一方バルチップ。画像を見てわかるように、鉄筋の敷設がないため、足元は安定しておりとても作業がしやすい。
打設方法も当日現場に来たアジテータ車にバルチップを投入して撹拌するだけ。
これだけで鉄筋と比較して工期短縮になるのは、誰にでもわかりますね。
それでは、コンクリートのひび割れに関しては?鉄筋と比べてどうなの?
工期は短縮して、コストも下がったがコンクリートにひび割れが発生してしまっては、本末転倒。
そこで本日は、バルチップと鉄筋でひび割れ抑制効果について比較してみました。
まずバルチップのひび割れ抑制のメカニズムについては、下の画像を参考にしてください。
ひび割れ抑制のメカニズムについては、下記の記事もご覧ください。
https://www.barchip.co.jp/news/2020/07/27/1058/
次に、バルチップと鉄筋でのひび割れ抑制効果の比較実験を第三者機関で行いました。
【実験内容】長さ5m×幅1m×厚み0.15mのコンクリート薄板を作製し、上面に発生したひび割れを観察。
①鉄筋+コンクリート ②バルチップ(MK7130/0.5vol%)+コンクリート
上記供試体を作製し、その後屋内にて保管し、ひび割れ本数とひび割れ長さを観察しました。
結果は以下の通りです。
コンクリート補強短繊維「バルチップ」を採用することで、工期短縮やコストダウンはもちろんのこと、同時にひび割れ抑制効果による品質アップもしませんか。