結果をある基準に従って合否判定するものではなく、客観的な情報やデータを公開し、使用者にて内容を判断及び評価するものです。
イメージとしては食品の原材料名表示のようなもので、消費者はその内容を確認することで購入の意思決定の参考とする…という形です。
建築用途 (土間コンクリート) ではバルチップを使用することで鉄筋を省略していますが、鉄筋とバルチップ どちらが環境への影響が少ないのか?
鉄筋も幾つかの海外企業にてEPDにより環境情報が開示されていますので、内容を比較してみました。
[試算条件]
*建築用途 土間床コンクリートの用心鉄筋代替として
・床面積: 10,000m2、土間床厚さ: 150mm、配筋条件: D10-200ピッチ/シングル配筋、バルチップ製品: BarChip MQ58
・上記より、鉄筋量: 6.8kg/m2、BarChip MQ58添加量: 3.0kg/m3を計算条件として設定。鉄筋総量: 68トン、バルチップ総量: 4,500kg。
[比較試算結果]
[根拠資料]
鉄筋のEPD) https://www.environdec.com/library/epd696
BarChip MQ58のEPD) https://epd-australasia.com/epd/barchip-mq58-macro-synthetic-fibre-concrete-reinforcement-from-barchip-inc/
上記結果の通り、コンクリート補強短繊維バルチップを使用することで環境への負荷を大幅に低減出来ることが分かります。
日本では「エコリーフ環境ラベル」という名前で運用されており、エコリーフ環境ラベルの取得に向けても現在取り組んでいます。
工期短縮 + コスト削減 + ひび割れ抑制に加えて、「環境負荷低減」も可能なバルチップを是非ご検討下さい。