とある工場案件の土間コンでバルチップが採用されました。
面積:約1,500m2 土間厚:150mm~200mm バルチップ使用数量:250m3
この現場当初は床を構造スラブで設計していました。
構造スラブの設計ではコストが合わず、どうしようかと悩んでいた時にバルチップを検討していただきました。
ただしバルチップの場合、構造部分での使用はNG…
そこでこの現場が行ったのは、地盤をしっかり改良した上で構造スラブではなく土間コンへの設計変更。
(もちろん設計事務所様としっかりと打ち合わせを行ったうえで)
地盤改良によるコストアップはあったものの、土間コンをバルチップ無筋工法にすることで大幅なコストダウンを実現。
今回は、構造スラブからの設計変更ということで珍しいケースでしたが、大幅なコスト削減の例としてご紹介しました。
ちなみに当現場での補強短繊維(バルチップ)を使用した際の生コン車の洗浄費用は、@5,000円/台です。
仮に1日10台固定とした場合、@5,000円/台 × 10台=50,000円
土間コンでコスト削減しているため、洗浄費は十分補うことができますね。
鉄筋の価格が高騰している現在、バルチップでコスト削減しませんか。